理事長挨拶

理事長 張 俊

日本では少子高齢化の問題が顕在化し、年を追うごとに外国人の受入れが拡大する中にあって、私たちアジア人材育成事業協同組合は2005年に外国人技能実習制度に基づく事業をスタートして以来、教育の現場における海外の若者との交流や人間教育の実践を通して、外国人技能実習生のキャリアアップを支援し、今日に至るまでアジア諸国の発展の礎となる多くの人材を輩出して参りました。

 一方、世界に目を転ずると、地球の未来に向けた取組みとして”持続可能な社会づくり”をグローバルな政策課題に掲げ、各分野において様々な取り組みが始まっています。私たちは”教育の機会均等”及び”生涯教育の促進”を自らの経営課題とすることにより、技術的・職業的スキルなど、働きがいのある人間らしい仕事及び社会をリードする能力と視野を備えた若者と成人を育成し増加させる一方で、グローバルな社会にあって競争力を備えた若者を育てていくために、これからも人材の育成に力を注ぎ、未来への責任を果たす組織としても更に成長して参りたいと考えております。

日本の未来は、如何にして世界の国々と協力しながら共栄共存を図ることが出来るかに懸かっており、私たちアジア人材育成事業協同組合は、これまでの教育現場における実践を通して得たノウハウと組織力、未来に向けた社会づくりの中で広く世の中に提供し、様々な助言によって外国人が住みやすい社会になることを目指しつつ、世界から選ばれる日本社会の創造に向けた取り組みを更に加速して参ります。